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● 地方の菓子店が、日本中で知られるお菓子を全くのゼロから作り育てる方法
第1章 地元で有名にする方法
その2「その商品を何にするか決める」
「地方の菓子店が、日本中で知られるお菓子を全くのゼロから作り育てる方法」というタイトルで、今後もご提案を続けてまいるわけですが、最初に決めないといけないことがあります。
日本中で知られるお菓子を「何」にするのか、その商品を決めなければなりません。
「あそこのお店といえばアレよね」
お客様にそう言ってもらえるような看板商品を持つことが大切、そのような話はどこでもよく耳にします。
先日久しぶりに「菓子店開業の方法」というような本を読んでみましたが、やはりそんなことが書かれていました。
でも当然「このスイーツにしなさい」とは書かれていません。
意外と難しいなと思うのは、具体的に何を看板商品にするかを決めることなのです。
チーズケーキ?ロールケーキ?それともあまり誰もよく知らないアメリカで大ブームのスイーツ?何にするかを決断しないといけません。
ここで断言いたします。
地方の菓子店がこの決断をするために候補とすべきスイーツは、「誰もが知っている」大衆的な商品です。
例えば、チーズケーキ、ロールケーキ、プリン、シュークリーム、バウムクーヘンなどです。
例えばサンマルクというケーキ。業界人ならご存知だと思います。
しかしお客様は知らない方が多い。
「ウチの看板商品はサンマルクです。」「サンマルクって何ですか?」
たくさんのお客様に質問されるはずです。
これがロールケーキだとどうでしょう。
「ロールケーキって何ですか?」という質問はありません。
例えばお客様とお話する機会があるとします。
そんな時、「サンマルクとはそもそもこのような菓子でして・・・」という説明からしていたら、話すボリュームが大きくなってしまう。
大きくなってしまうということは、お客様から他のお客様にも口コミされにくいわけです。
口コミする時に「サンマルクとは」から説明してくださるお客様はいないです。
ということは宣伝もやりにくいのです。
ということは広まらない、売れない、看板商品にはならない。
地方のお店は、誰もが知っている大衆的な商品を、他店より美味しくすることで勝負するべきなのです。
知っている人が少ない商品は看板商品にはなりません。
そんな商品は大手に任せておきましょう。
何を看板商品にするか決めて行くと同時にその商品で活かせそうな地元素材に目をつけておいてください。
例えば卵、牛乳、蜂蜜、フルーツなどなど。
地方という立地を活かして日本中に知られるお菓子にしようと思えば、地元素材を活かして菓子を作ることは絶対的に有利に働きます。
地元素材の活用については、次回「その商品のプレスリリースを書いてみる」でも詳しく説明いたします。
お楽しみに!
菓子店・菓子メーカー・食品通販経営コンサルタント
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